近年株主優待を付ける企業が増加しています。投資家も企業もwin-winの関係であることから人気を博しています。

株主優待生活にもリスクがある

株式のグラフ

株を持っているだけで金券や商品などがもらえるのが企業が展開する株主優待です。
購入してずっと持っているだけでもらえるのでお得な制度として多くの人が利用しています。
優待の商品などに加えて配当金が手に入ったり、株価が上がれば売却することで利益を手にすることができます。

この株主優待目的の投資は誰でも簡単に始められますし、優待と配当の両方がもらえるため大きなメリットがあります。
しかし、もちろん少なからずリスクもあります。
最も大きいリスクは株の値下がりでしょう。

特に人気のある株で、株主優待を受け取ることができる権利が確定する日だけ保有するようにした場合は損を出しやすいです。
多くの人が同じように考えますので、権利確定日の直前に買って権利落ち日に売ると、一番高いときに買って一番安いときに売ることになります。
この金額差が優待の金額を上回ることもあります。
そうなってしまっては意味がありません。

また、数か月後の権利確定日を狙って購入した際は株主優待が廃止になるリスクがあります。
優待制度は義務というわけではありませんので企業の一存で内容を変更したり廃止にすることができます。
廃止にならなくても、いままでは全国のコンビニで使えるQUOカードだったのに、いつの間にか特定の店舗でなければ使えない商品券になっていたということもあります。

もし廃止になったり、自分にとって価値がないものに変わってしまったら株を持っている意味がありませんし、株価が下がる可能性もあります。
その場合は株価が下がりきる前に損切りをするか、次の値上がりを待つしかありません。
配当が順調に支払われている場合は、配当目的に所持し続けるのも一つの手です。

それ以外にも企業自体が上場廃止になったり倒産するリスクもあります。
今は大企業でも粉飾決算が見つかったり大規模なリコールが起きたりすると傾いてしまうことがあります。
大企業ほど体力があって安定しているのは当たり前の話ですが、それでも絶対に安心とは言えません。
もしも上場廃止や倒産といったことになれば株を購入するのに使った資金を丸々失ってしまいますので、大きなリスクとなります。

今の時代、株は簡単に購入できますのでサラリーマンでも主婦でも学生でも成人していれば挑戦できます。
しかし、投資ですのでノーリスクで購入できるものではありません。
損をできるだけ少なくして確実に運用していきたいと考えるなら、リスクを軽減する工夫をしなければいけないでしょう。

株主優待をノーリスクでゲットする方法は?

株主優待狙いの投資のリスクを軽減するコツとしてはクロス取引というものがあります。
権利確定日に買い注文と売り注文を両方入れるようにするのです。
買い注文は現物で、売り注文は信用取引で株を借りて売ることになります。
こうすることで値上がりや値下がりを気にせずに株主優待だけもらうことができます。

かかる費用は手数料と貸し株料です。
また、信用取引での売り注文が多くなると逆日歩が必要になることもあります。
これは貸すための株を準備する費用のことです。
一日ごとに発生し、意外なほど多くなることもありますので、情報はしっかりと確認するようにしましょう。
クロス取引も逆日歩が発生するので全くのノーリスクというわけではありませんが、比較的低リスクで株主優待をもらえる方法です。

ノーリスクではありませんが、低リスクとなるコツもあります。
それは株価が低いうちに購入しておくという方法です。
数ヶ月必要なのがデメリットですが、この方法なら信用取引をせずに済みます。
商品券や自社製品がもらえるものなら、QUOカードや図書券に比べて廃止されにくいので、そのような株を探して購入するのがコツです。
また、倒産リスクを避けるためにも購入の際は必ず業績を確認するようにしましょう。

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